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    2017年8月5日

  • サッカー選手やバレーダンサーに多い足首の痛み!過剰骨、有痛性三角骨障害とは?

  • 今回は足の骨の障害「三角骨障害」について紹介させて頂きます。

    三角骨とは

    小学生頃に足の骨の一つである距骨の後側に骨が出てくるのですが、その部分が骨としてひっつかずに(二次骨化)小さい骨として残存された過剰骨の事をいい、三角骨が全員にあるわけではありません。

     

    有痛性三角骨障害とは

    膝下の骨の一つ脛骨の遠位端部後縁とかかとの骨(踵骨)に三角骨が挟まれて痛みを感じます。

     

    どのようにして発生するのか

    サッカー選手やバレーダンサーに多く発生し、足が前方へ行くような急激なストップで足先が下を向くような(底屈)肢位を強制された場合や、足裏が内側を向く捻挫(内反捻挫)などの場合にも距骨突起を圧迫する事で痛みを生じます。また、足首を繰り返し上下に動かすような動作(足首の底背屈)を行う事で疲労し痛みを生じるなど徐々に発症することもあります。

     

    症状

    ①足首の後ろ側(足関節後方)に痛み
    ②アキレス腱の外側に圧痛
    ③滑液包炎を合併

     

    治療方法

    ①テーピングなどで固定する事で痛みが抑えられる
    ②炎症性や疲労性のものは、運動の中断し安静をとることで炎症を抑えます。

     

    *慢性にならないよう適切な治療方法により予後良好になります。

  • 今回は足の骨の障害「三角骨障害」について紹介させて頂きます。

    三角骨とは

    小学生頃に足の骨の一つである距骨の後側に骨が出てくるのですが、その部分が骨としてひっつかずに(二次骨化)小さい骨として残存された過剰骨の事をいい、三角骨が全員にあるわけではありません。

     

    有痛性三角骨障害とは

    膝下の骨の一つ脛骨の遠位端部後縁とかかとの骨(踵骨)に三角骨が挟まれて痛みを感じます。

     

    どのようにして発生するのか

    サッカー選手やバレーダンサーに多く発生し、足が前方へ行くような急激なストップで足先が下を向くような(底屈)肢位を強制された場合や、足裏が内側を向く捻挫(内反捻挫)などの場合にも距骨突起を圧迫する事で痛みを生じます。また、足首を繰り返し上下に動かすような動作(足首の底背屈)を行う事で疲労し痛みを生じるなど徐々に発症することもあります。

     

    症状

    ①足首の後ろ側(足関節後方)に痛み
    ②アキレス腱の外側に圧痛
    ③滑液包炎を合併

     

    治療方法

    ①テーピングなどで固定する事で痛みが抑えられる
    ②炎症性や疲労性のものは、運動の中断し安静をとることで炎症を抑えます。

     

    *慢性にならないよう適切な治療方法により予後良好になります。

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    2017年8月3日

  • サッカーでボールを蹴っていたら股関節が痛くなってきた!骨盤の骨折について

  • 今回はサッカーをしている人に多い骨盤の剥離(はくり)骨折「下腸骨棘(かぜんちょうこつきょく) 剥離骨折」について紹介させていただきます。

     

    下前腸骨棘、骨盤の構造について

    骨盤の左右にある骨のでっぱり(上前腸骨棘)の下に下前腸骨棘があります。
    上前腸骨棘のような明らかな骨のでっぱりはないので自分で触るのはわかりにくいと思います。
    この下前腸骨棘から大腿四頭筋というボールをける、ジャンプするなど膝を伸ばす時に使う大きな太もも前面の筋肉がこの下前腸骨棘から始まっています。

     

    なぜ剥離骨折が起きるの?

    先ほど解剖の説明をした時に言いました、大腿四頭筋という太ももの筋肉とても大きく力の強い筋肉で、サッカーでボールを何度も強く蹴った際にこの筋肉が繰り返し骨を引っ張ることで炎症が起き最悪、骨を引きはがしてしまいます。骨の骨片が四頭筋に引っ張られるためかなり転移してしまいます。これが下前腸骨棘剥離骨折の原因です。

     

    治療方法

    ・痛みが股関節に起きた場合は早めにしっかりスポーツ治療の得意な接骨院整形外科で見てもらう
    ・炎症が強いときは様子を見ながらアイシングなどを行い安静にする
    ・もし骨折になってしまった場合はしっかり診てもらい絶対安静にする

     

    最後に

    サッカーに限らず、ダッシュやジャンプ等様々な原因で発症しますので股関節に痛みを感じた場合は骨折してしまう前に早めにしっかり接骨院や整形外科で見てもらいましょう。

  • 今回はサッカーをしている人に多い骨盤の剥離(はくり)骨折「下腸骨棘(かぜんちょうこつきょく) 剥離骨折」について紹介させていただきます。

     

    下前腸骨棘、骨盤の構造について

    骨盤の左右にある骨のでっぱり(上前腸骨棘)の下に下前腸骨棘があります。
    上前腸骨棘のような明らかな骨のでっぱりはないので自分で触るのはわかりにくいと思います。
    この下前腸骨棘から大腿四頭筋というボールをける、ジャンプするなど膝を伸ばす時に使う大きな太もも前面の筋肉がこの下前腸骨棘から始まっています。

     

    なぜ剥離骨折が起きるの?

    先ほど解剖の説明をした時に言いました、大腿四頭筋という太ももの筋肉とても大きく力の強い筋肉で、サッカーでボールを何度も強く蹴った際にこの筋肉が繰り返し骨を引っ張ることで炎症が起き最悪、骨を引きはがしてしまいます。骨の骨片が四頭筋に引っ張られるためかなり転移してしまいます。これが下前腸骨棘剥離骨折の原因です。

     

    治療方法

    ・痛みが股関節に起きた場合は早めにしっかりスポーツ治療の得意な接骨院整形外科で見てもらう
    ・炎症が強いときは様子を見ながらアイシングなどを行い安静にする
    ・もし骨折になってしまった場合はしっかり診てもらい絶対安静にする

     

    最後に

    サッカーに限らず、ダッシュやジャンプ等様々な原因で発症しますので股関節に痛みを感じた場合は骨折してしまう前に早めにしっかり接骨院や整形外科で見てもらいましょう。

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    2017年8月1日

  • サッカー中に太ももに激痛!!実際にあった肉離れの症例

  • 7/13(木)高校生(サッカー部)
    10代 男性 7/13にサッカーしていて、パスを出した際に太ももが「ブチッ」となり、激痛が走った。
    痛みで歩行することができず、ケンケンして来院した。荷重時に一番痛みが強く、大腿四頭筋(太もも前)に圧痛やストレッチ痛も強く見られた。
    以上の事から大腿四頭筋肉離れと判断した。
    早く痛みを取り、柔軟をつけるために特殊電気(ハイボルテージ)を行った。また患部をテーピングとバンテージで固定し痛みを軽減させ、歩行不能だったので松葉杖で免荷(患部に体重をかけない)させた。
    通院して5日後には痛みが半分になった。
    7日後には片松葉(松葉杖を片方だけつく)にして歩けるくらいになった。
    11日後には松葉杖なしで普通に歩行できた。
    14日後にはストレッチ痛や圧痛も消失した。
    現在はPS10→1(痛いときが10、痛くない時が0)になりスポーツ復帰する為にストレッチなど行いリハビリを行っている。
    受傷してすぐに来てくれたために、早期回復につながった。

     

    最後に

    普段からストレッチなどをしておかないと柔軟が低下しまた夏場など暑さで疲労もたまり、肉離れなど怪我のリスクが高くなるため、ストレッチの重要性を感じた。痛みや違和感を感じた時は早めに医療機関に受診することをお勧めします。

  • 7/13(木)高校生(サッカー部)
    10代 男性 7/13にサッカーしていて、パスを出した際に太ももが「ブチッ」となり、激痛が走った。
    痛みで歩行することができず、ケンケンして来院した。荷重時に一番痛みが強く、大腿四頭筋(太もも前)に圧痛やストレッチ痛も強く見られた。
    以上の事から大腿四頭筋肉離れと判断した。
    早く痛みを取り、柔軟をつけるために特殊電気(ハイボルテージ)を行った。また患部をテーピングとバンテージで固定し痛みを軽減させ、歩行不能だったので松葉杖で免荷(患部に体重をかけない)させた。
    通院して5日後には痛みが半分になった。
    7日後には片松葉(松葉杖を片方だけつく)にして歩けるくらいになった。
    11日後には松葉杖なしで普通に歩行できた。
    14日後にはストレッチ痛や圧痛も消失した。
    現在はPS10→1(痛いときが10、痛くない時が0)になりスポーツ復帰する為にストレッチなど行いリハビリを行っている。
    受傷してすぐに来てくれたために、早期回復につながった。

     

    最後に

    普段からストレッチなどをしておかないと柔軟が低下しまた夏場など暑さで疲労もたまり、肉離れなど怪我のリスクが高くなるため、ストレッチの重要性を感じた。痛みや違和感を感じた時は早めに医療機関に受診することをお勧めします。

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    2017年7月31日

  • 今回は踵の痛み「セーバー病」について紹介させて頂きます。

    セーバー病とは

    かかと(踵骨)に発生する踵骨骨端症です。「セーバー病」「シーバー病」とも言われ、10歳前後の小学生の男の子に多くみられる症状です。

     

    どのようにして発生するのか

    10歳前後の子供は大人に比べて骨が柔らかいなか過度のスポーツ活動によって筋肉を酷使し、筋肉が付着する骨にストレスがかかり痛めやすい状態になっています。その為、過剰なジャンプ動作や繰り返しのダッシュ・急激な方向転換を行う事でアキレス腱が踵の骨を何度も引っ張り、骨の表面にある骨膜が炎症を起こします。

     

    症状

    ①踵に疼痛・圧痛
    ②踵を付けて歩行が困難な場合もある
    ③骨変形を伴う場合もある

     

    治療方法

    ①スポーツ活動を中止し安静をとる
    ②炎症が強い場合は冷やし炎症を抑える
    ③アキレス腱のストレッチング
    運動制限をする事で症状が改善し一般的に予後は良好

     

    次回は足首の骨の障害「三角骨障害」について紹介させて頂きます。

     

  • 今回は踵の痛み「セーバー病」について紹介させて頂きます。

    セーバー病とは

    かかと(踵骨)に発生する踵骨骨端症です。「セーバー病」「シーバー病」とも言われ、10歳前後の小学生の男の子に多くみられる症状です。

     

    どのようにして発生するのか

    10歳前後の子供は大人に比べて骨が柔らかいなか過度のスポーツ活動によって筋肉を酷使し、筋肉が付着する骨にストレスがかかり痛めやすい状態になっています。その為、過剰なジャンプ動作や繰り返しのダッシュ・急激な方向転換を行う事でアキレス腱が踵の骨を何度も引っ張り、骨の表面にある骨膜が炎症を起こします。

     

    症状

    ①踵に疼痛・圧痛
    ②踵を付けて歩行が困難な場合もある
    ③骨変形を伴う場合もある

     

    治療方法

    ①スポーツ活動を中止し安静をとる
    ②炎症が強い場合は冷やし炎症を抑える
    ③アキレス腱のストレッチング
    運動制限をする事で症状が改善し一般的に予後は良好

     

    次回は足首の骨の障害「三角骨障害」について紹介させて頂きます。

     

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    2017年7月29日

  • 足首を捻った!足首よりも前が痛い二分靱帯損傷について

  • 二分靱帯損傷とは?

     

    発生機序としては前距腓靱帯と同じでバレーやサッカー、バスケットなどジャンプして着地をした際に足首を内反(内返し)して捻ることで主に発症します。

     

    二分靱帯の構造

    足首を外側から見るとこのような構造になっております。

     

    ①前距腓靱帯
    ②踵腓靱帯
    ③後距腓靱帯
    二分靱帯
    この④の部分が今回の二分靱帯の場所になります。この部分に圧痛ストレッチ痛があると二分靱帯損傷の可能性が高くなります。

     

    主な症状・特徴

    断裂の度合いにもよりますが圧痛、歩行時痛、発赤、熱感二分靱帯損傷は内出血が当日から2、3日経つと著明に出ます。

     

    治療方法

    アイシング、挙上を行います。当院では二分靱帯損傷では足首の固定は行いません、なぜかというと二分靱帯が断裂しても足首の不安定が出る事はないからです。歩くのも困難なほど歩行時痛がある場合はヒール付きギプスを巻きます。

     

    最後に

    足首の捻挫といえば前距腓靱帯が1番多く有名ですが二分靱帯損傷も珍しくはありません。
    前距腓靱帯損傷と二分靱帯損傷の違いとして二分靱帯は固定を行わなくても後遺症もなくよくなっていく、内出血が著明に出る、というのが大きな違いです。前回お伝えした二分靱帯損傷の学生など当院にも捻挫は多くみえますのでケガをした場合は是非おざき鍼灸接骨院に一度ご連絡ください!

     

    二分靱帯損傷の学生

  • 二分靱帯損傷とは?

     

    発生機序としては前距腓靱帯と同じでバレーやサッカー、バスケットなどジャンプして着地をした際に足首を内反(内返し)して捻ることで主に発症します。

     

    二分靱帯の構造

    足首を外側から見るとこのような構造になっております。

     

    ①前距腓靱帯
    ②踵腓靱帯
    ③後距腓靱帯
    二分靱帯
    この④の部分が今回の二分靱帯の場所になります。この部分に圧痛ストレッチ痛があると二分靱帯損傷の可能性が高くなります。

     

    主な症状・特徴

    断裂の度合いにもよりますが圧痛、歩行時痛、発赤、熱感二分靱帯損傷は内出血が当日から2、3日経つと著明に出ます。

     

    治療方法

    アイシング、挙上を行います。当院では二分靱帯損傷では足首の固定は行いません、なぜかというと二分靱帯が断裂しても足首の不安定が出る事はないからです。歩くのも困難なほど歩行時痛がある場合はヒール付きギプスを巻きます。

     

    最後に

    足首の捻挫といえば前距腓靱帯が1番多く有名ですが二分靱帯損傷も珍しくはありません。
    前距腓靱帯損傷と二分靱帯損傷の違いとして二分靱帯は固定を行わなくても後遺症もなくよくなっていく、内出血が著明に出る、というのが大きな違いです。前回お伝えした二分靱帯損傷の学生など当院にも捻挫は多くみえますのでケガをした場合は是非おざき鍼灸接骨院に一度ご連絡ください!

     

    二分靱帯損傷の学生

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    2017年7月27日

  • かかとの痛みでサッカーできない。実際にあった症例

  • 6月5日(月曜日)

     

    会社員 40代 男性
    サッカーでダッシュなどを繰り返し行っていたら、踵に痛みが出現した。
    そのまま痛みを我慢しながらサッカーを続けていたら痛みが強くなり、歩くのも痛くなり来院。
    サッカーができないのが悩みで早く復帰したいと言っていた。
    初診時は踵部に圧痛があり歩行時痛、ストレッチ痛があり、柔軟性も低下していた。
    以上の事からアキレス腱炎と判断した。
    週2回で治療を行い、根本から痛まない体にするため、下肢全体的にストレッチで柔軟性を良くした後にハイボルテージ(特殊電気)を踵に当てた。
    2週間後の5回治療後には痛みは初めの半分になり、走れるようになった。
    7回治療後にはほぼ痛みもなくなり、サッカーも復帰でき、早期の復帰で喜んでいた。
    現在も再発が心配とのことで2週間に1回でメンテナンスを行っている。

     

    最後に

    痛みや違和感を我慢しながら運動を続けると、悪化することが多いため早期の治療はとても大切だと感じた。また自己判断で運動し続けるのはとても危険なため早めに医療機関に受診することをお勧めします。

  • 6月5日(月曜日)

     

    会社員 40代 男性
    サッカーでダッシュなどを繰り返し行っていたら、踵に痛みが出現した。
    そのまま痛みを我慢しながらサッカーを続けていたら痛みが強くなり、歩くのも痛くなり来院。
    サッカーができないのが悩みで早く復帰したいと言っていた。
    初診時は踵部に圧痛があり歩行時痛、ストレッチ痛があり、柔軟性も低下していた。
    以上の事からアキレス腱炎と判断した。
    週2回で治療を行い、根本から痛まない体にするため、下肢全体的にストレッチで柔軟性を良くした後にハイボルテージ(特殊電気)を踵に当てた。
    2週間後の5回治療後には痛みは初めの半分になり、走れるようになった。
    7回治療後にはほぼ痛みもなくなり、サッカーも復帰でき、早期の復帰で喜んでいた。
    現在も再発が心配とのことで2週間に1回でメンテナンスを行っている。

     

    最後に

    痛みや違和感を我慢しながら運動を続けると、悪化することが多いため早期の治療はとても大切だと感じた。また自己判断で運動し続けるのはとても危険なため早めに医療機関に受診することをお勧めします。

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    2017年7月25日

  • 足が疲れやすい!足裏が痛む!土踏まずが無い偏平足とは?

  • 今回は偏平足障害について紹介させていただきます。

     

    偏平足とは

    足の裏全体が地面にぺたっと着き、土踏まずが無い平坦な足の形の事をいいます。足には土踏まずを構成しているアーチがあり、①内側縦アーチ外側縦アーチ横アーチの3つが存在します。その中の①内側縦アーチが低下したものが偏平足障害となります。

     

    発生時期による分類

    ①小児期偏平足
    発育が未熟な状態の子供はアーチを保持する筋肉や骨、靭帯が発達していないので発生します。しかし一般的に症状は無いので治療までには至らず、成長と共にアーチが形成されて予後は良好となります。

     

    ②思春期偏平足
    思春期は特に運動が活発になる時期であり運動量が増え強度も高くなるにあたってアーチの低下が起き発生します。足根骨癒合症を合併することが多く、手術(観血療法)を選択する場合もあります。

     

    ③成人期偏平足
    年齢を重ねるにつれて筋力の低下が進み、体重の増加が重なると肥満が原因でアーチの低下が発生します。

     

    症状

    一般的に足裏が平らになり土踏まずが無い変形以外に無症状ですが、「足が疲れやすい」「転びやすい」「足裏が痛む」などの症状を感じる場合もあります。

     

    治療方法

    小児期では成長に伴い治りますが、成人期などの場合はアーチサポート(足底挿板)などの治療靴による装具療法を行っていきます。

  • 今回は偏平足障害について紹介させていただきます。

     

    偏平足とは

    足の裏全体が地面にぺたっと着き、土踏まずが無い平坦な足の形の事をいいます。足には土踏まずを構成しているアーチがあり、①内側縦アーチ外側縦アーチ横アーチの3つが存在します。その中の①内側縦アーチが低下したものが偏平足障害となります。

     

    発生時期による分類

    ①小児期偏平足
    発育が未熟な状態の子供はアーチを保持する筋肉や骨、靭帯が発達していないので発生します。しかし一般的に症状は無いので治療までには至らず、成長と共にアーチが形成されて予後は良好となります。

     

    ②思春期偏平足
    思春期は特に運動が活発になる時期であり運動量が増え強度も高くなるにあたってアーチの低下が起き発生します。足根骨癒合症を合併することが多く、手術(観血療法)を選択する場合もあります。

     

    ③成人期偏平足
    年齢を重ねるにつれて筋力の低下が進み、体重の増加が重なると肥満が原因でアーチの低下が発生します。

     

    症状

    一般的に足裏が平らになり土踏まずが無い変形以外に無症状ですが、「足が疲れやすい」「転びやすい」「足裏が痛む」などの症状を感じる場合もあります。

     

    治療方法

    小児期では成長に伴い治りますが、成人期などの場合はアーチサポート(足底挿板)などの治療靴による装具療法を行っていきます。

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    2017年7月24日

  • 足を捻った足首よりも前の方が痛い捻挫、二分靱帯損傷の患者さん

  • 今回は実際に当院に来院された症例を紹介させていただきます。

     

     

    7月6日(木曜日)

    高校1年生(15歳)バスケ部 女性
    バスケの練習中にジャンプして着地をした際に左足関節を内反し捻挫した。
    来院時患側の足を地面につけるだけで激痛があり歩くことも困難だったが、8日(日曜日)(3日後)にバスケの試合があるので出たいと言っていた。
    しっかりと検査を行いエコー(超音波観察装置)で確認すると骨折はみられなかったが二分靱帯に圧痛があり腫脹も著明だった為二分靱帯損傷が疑われる。試合には出られない可能性の方が高いが出られるように、そして地面に足をつけるのも困難なのでヒール付きギプスを行うことにした。
    試合に向けて毎日通院を頑張ってもらうように説明をした。次の日からは開窓を行いそこから圧痛の確認とハイボルテージを9日土曜日まで毎日行い土曜日にギプスカットを行いデーピングを施しリスクの説明をして試合に出てもらった。

     

    7月10日(月曜日)

    7月9日(日曜日)の試合は無事に出られたようで喜んでいた。

     

    最後に

    今回は二分靱帯損傷なので本来はヒール付きギプスは巻かないが、歩くことも困難で3日後の試合にも出たいということで早く治る為にヒール付きギプスを行った。その結果そんな強い痛みだったケガでも3日後の試合当日には痛みもかなり軽減して出る事ができた、とても感謝して頂き現在はとてもよくなっている。

  • 今回は実際に当院に来院された症例を紹介させていただきます。

     

     

    7月6日(木曜日)

    高校1年生(15歳)バスケ部 女性
    バスケの練習中にジャンプして着地をした際に左足関節を内反し捻挫した。
    来院時患側の足を地面につけるだけで激痛があり歩くことも困難だったが、8日(日曜日)(3日後)にバスケの試合があるので出たいと言っていた。
    しっかりと検査を行いエコー(超音波観察装置)で確認すると骨折はみられなかったが二分靱帯に圧痛があり腫脹も著明だった為二分靱帯損傷が疑われる。試合には出られない可能性の方が高いが出られるように、そして地面に足をつけるのも困難なのでヒール付きギプスを行うことにした。
    試合に向けて毎日通院を頑張ってもらうように説明をした。次の日からは開窓を行いそこから圧痛の確認とハイボルテージを9日土曜日まで毎日行い土曜日にギプスカットを行いデーピングを施しリスクの説明をして試合に出てもらった。

     

    7月10日(月曜日)

    7月9日(日曜日)の試合は無事に出られたようで喜んでいた。

     

    最後に

    今回は二分靱帯損傷なので本来はヒール付きギプスは巻かないが、歩くことも困難で3日後の試合にも出たいということで早く治る為にヒール付きギプスを行った。その結果そんな強い痛みだったケガでも3日後の試合当日には痛みもかなり軽減して出る事ができた、とても感謝して頂き現在はとてもよくなっている。

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    2017年7月21日

  • 骨折はどのくらいで骨がつくの?グルトの骨癒合日数とは?

  • 骨折には必ずしも一定ではありませんが、骨癒合(骨がつく)の期間が定められています。そのことを「グルトの骨癒合日数」といいます。

     

    1. 中手骨    2週間
    2. 肋骨     3週間
    3. 鎖骨     4週間
    4. 前腕骨    5週間
    5. 上腕骨    6週間
    6. 腓骨     5週間
    7. 脛骨     7週間
    8. 下腿両骨   8週間
    9. 大腿骨骨幹部 8週間
    10. 大腿骨頚部  12週間

     

    このように骨によって骨癒合の期間は異なります。小児の骨折では成人に比べて2~3割早く癒合すると言われているので、年齢、治療法、全身状態などにより期間が異なりますが、この日数が目安となります。
    骨癒合を早めるためにも初期治療、固定がとても重要となります。また骨がついたから治るというわけではありません。固定していると患部回りの関節や筋肉、靭帯などが拘縮(固まってしまう状態)してしまい、痛みが残ったり思うように動かせなくなります。関節運動機能が回復して思うように動かせるようになるには、骨癒合日数の2~3倍かかるとも言われています。そのためリハビリもとても重要になります。

  • 骨折には必ずしも一定ではありませんが、骨癒合(骨がつく)の期間が定められています。そのことを「グルトの骨癒合日数」といいます。

     

    1. 中手骨    2週間
    2. 肋骨     3週間
    3. 鎖骨     4週間
    4. 前腕骨    5週間
    5. 上腕骨    6週間
    6. 腓骨     5週間
    7. 脛骨     7週間
    8. 下腿両骨   8週間
    9. 大腿骨骨幹部 8週間
    10. 大腿骨頚部  12週間

     

    このように骨によって骨癒合の期間は異なります。小児の骨折では成人に比べて2~3割早く癒合すると言われているので、年齢、治療法、全身状態などにより期間が異なりますが、この日数が目安となります。
    骨癒合を早めるためにも初期治療、固定がとても重要となります。また骨がついたから治るというわけではありません。固定していると患部回りの関節や筋肉、靭帯などが拘縮(固まってしまう状態)してしまい、痛みが残ったり思うように動かせなくなります。関節運動機能が回復して思うように動かせるようになるには、骨癒合日数の2~3倍かかるとも言われています。そのためリハビリもとても重要になります。

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    2017年7月20日

  • 転倒して手首が痛い!手首の骨折スミス骨折について!

  • 今回はスミス骨折について紹介させて頂きます!

     

     

    コーレス骨折と比べると発症率はですが、転倒した時に手の平をついて骨折するのはコーレス骨折、それとは逆に転倒した際に手の甲をついた場合はスミス骨折になる場合があります。

    コーレス骨折についてはこちら→コーレス骨折

     

    どんな時に怪我するの?

    具体的に言うと自転車に乗ってハンドルを握ったまま転倒した時、何か荷物を持っていて転倒して手の甲から落ちたとき、このような時に発症します。

     

    発症年齢

    発生年齢は幅広く、小学生の子供~高齢者の大人まで起こる可能性はあります。

     

    スミス骨折の特徴と症状

    骨折の部分は橈骨と呼ばれる前腕の親指側の骨、この橈骨が骨折をして手のひら側に転移すると鋤状変形と呼ばれる形になります、鋤状変形とは橈骨が手のひら側に移動して近位骨片が遠位骨片の上に乗ります、そうなる事により尺骨という小指側の前腕の骨が相対的に後ろに見える変形です、これがスミス骨折の特徴の1つ鋤状変形と言います。

     

    症状

    骨折して大きく転移する為、疼痛や内出血、腫脹熱感なども強く出現します。

  • 今回はスミス骨折について紹介させて頂きます!

     

     

    コーレス骨折と比べると発症率はですが、転倒した時に手の平をついて骨折するのはコーレス骨折、それとは逆に転倒した際に手の甲をついた場合はスミス骨折になる場合があります。

    コーレス骨折についてはこちら→コーレス骨折

     

    どんな時に怪我するの?

    具体的に言うと自転車に乗ってハンドルを握ったまま転倒した時、何か荷物を持っていて転倒して手の甲から落ちたとき、このような時に発症します。

     

    発症年齢

    発生年齢は幅広く、小学生の子供~高齢者の大人まで起こる可能性はあります。

     

    スミス骨折の特徴と症状

    骨折の部分は橈骨と呼ばれる前腕の親指側の骨、この橈骨が骨折をして手のひら側に転移すると鋤状変形と呼ばれる形になります、鋤状変形とは橈骨が手のひら側に移動して近位骨片が遠位骨片の上に乗ります、そうなる事により尺骨という小指側の前腕の骨が相対的に後ろに見える変形です、これがスミス骨折の特徴の1つ鋤状変形と言います。

     

    症状

    骨折して大きく転移する為、疼痛や内出血、腫脹熱感なども強く出現します。

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