足が疲れやすい!足裏が痛む!土踏まずが無い偏平足とは?

今回は偏平足障害について紹介させていただきます。

 

偏平足とは

足の裏全体が地面にぺたっと着き、土踏まずが無い平坦な足の形の事をいいます。足には土踏まずを構成しているアーチがあり、①内側縦アーチ外側縦アーチ横アーチの3つが存在します。その中の①内側縦アーチが低下したものが偏平足障害となります。

 

発生時期による分類

①小児期偏平足
発育が未熟な状態の子供はアーチを保持する筋肉や骨、靭帯が発達していないので発生します。しかし一般的に症状は無いので治療までには至らず、成長と共にアーチが形成されて予後は良好となります。

 

②思春期偏平足
思春期は特に運動が活発になる時期であり運動量が増え強度も高くなるにあたってアーチの低下が起き発生します。足根骨癒合症を合併することが多く、手術(観血療法)を選択する場合もあります。

 

③成人期偏平足
年齢を重ねるにつれて筋力の低下が進み、体重の増加が重なると肥満が原因でアーチの低下が発生します。

 

症状

一般的に足裏が平らになり土踏まずが無い変形以外に無症状ですが、「足が疲れやすい」「転びやすい」「足裏が痛む」などの症状を感じる場合もあります。

 

治療方法

小児期では成長に伴い治りますが、成人期などの場合はアーチサポート(足底挿板)などの治療靴による装具療法を行っていきます。

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