走るスポーツに多いすねの痛み、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)とは?
今回は走るスポーツなどにより足関節を繰り返し底背屈させることで引き起こすけが、シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)について紹介させて頂きます!
シンスプリントとは
走る事が多いスポーツやジャンプ・ストップなどで足首を繰り返し上下に動かす(繰り返しの足関節底背屈)事により、運動時や運動後にすねの内側に痛みが出るけがです。またその痛みを我慢し運動を続けると最悪疲労骨折につながり、長い間運動を中止しなくてはならない場合があるので注意が必要です。
どのようにして発生するのか
①運動時の繰り返し足関節底背屈により膝下の内側につく筋肉が(下腿後面内側筋群・ヒラメ筋など)疲労を起こし、伸縮性も低下してすねの骨膜を引っ張り(脛骨骨膜の牽引)炎症を起こし発生します。
②足部の疲労により内側足底アーチの低下やショック吸収機能低下、偏平足なども原因の一つになります。
症状
①すねの内側後面に沿った痛み(脛骨内側後縁部に沿った疼痛)
②ストレッチング痛
③すねの内側の腫脹・浮腫
④ジャンプやランニングにより痛みが増加
⑤脛骨過労性骨膜炎の段階では単純X線像で異常はみられない
治療方法
①アイシング
②運動の中止
③足部のストレッチ
④足関節周囲の筋力強化
⑤運動前の温熱療法
⑥偏平足などに対してシューズの見直し
次回は足関節の捻挫について紹介させて頂きます。