要注意!?成長痛!?子供の踵の痛み、そのまま放置すると骨が突出変形します!
セーバー病(シーバー病)(踵骨骨端症)
よく運動をする小学生くらいのお子さんで踵の痛みを訴える事があります。
「走っていると痛い」
「押さえると痛い」
このような症状が踵に出た場合は
セーバー病の可能性があります!
そのままほっておいて無理に運動を続けていくと
骨が突出して変形し将来靴を履いて当たると痛いという後遺症につながる事もあります!
そうならないためにどのように治療をしていけばいいのかを紹介させて頂きます。
セーバー病とは
小学生ぐらいのお子さんで踵に痛みを訴える成長痛の事をセーバー病(シーバー病)(踵骨骨端症)といいます。
膝の痛みでオスグッドという言葉はご存知でしょうか?
ここでは簡単に説明させて頂きますが
オスグッドとはスポーツをされる学生によく発症します。
四頭筋(太ももの前の筋肉)が付着する骨の部分に痛みを訴える症状ですが、その仕組みで痛みが踵に出る、似たような症状になります。
なぜ子供の踵に痛みが起きるの?
子供の骨の先端は骨端軟骨と呼ばれる軟骨の状態になっています。
この骨端軟骨の中に骨端核(こったんかく)と呼ばれる豆のような軟骨が存在します。
この骨端核が存在する子供の時期に、走るジャンプなどの筋肉が軟骨を引っ張る動作、また着地などの激しい動作で踵の骨(踵骨)へのストレス、スパイクによる圧迫等が積み重なり踵に痛みが発症します。
これがセーバー病の痛みが起きる仕組みです。
やわらかい軟骨は衝撃に弱く痛みを発症しやすくなる為、中学生や高校生の青年期でよく起きるアキレス腱炎より幼少期では踵の痛みを訴える事が多くなります。
どのような症状か
☑走ると痛む
☑運動後に痛い
☑押さえると痛い
☑ジャンプすると痛い
☑女性より男性に多い
☑年齢は10歳前後の小学生
治療方法
筋肉の使いすぎや軟骨へのストレスの蓄積が痛みの原因になる為、基本的には安静にする事で痛みは引いていきます。
ストレッチで筋肉の柔軟性をつけて筋肉の牽引を弱くしてあげる事も大切になります。
安静にすることで自然と痛みは引いてきますが小学生の子供におとなしく安静にとご両親が伝えても子供はよく動き回りおとなしくしているのは難しいと思います。
他にも試合が近い等理由があり運動を休めない時期であれば治療を行いながら治して行くことが大切になってきます。
おざき鍼灸接骨院での治療方法
おざき鍼灸接骨院での治療は
エコー(超音波観察治療器)を使いしっかり鑑別を行います。
最初から安静にはせず治療をしながら運動を続けることができます。
動きながらでも当院では9割の方が良くなっています。
電気治療やストレッチで筋肉の柔軟性をつけ、痛みの緩和を行い必要であればテーピングで運動時の痛みを軽減します。
セーバー病は早期治療が大切になりますので成長期で運動を頑張っているお子さんの踵に痛みが出たら早めのご来院をお勧めします。
まとめ
セーバー病は安静にしていることで痛みは自然と引いていく症状ですが
小学生の子供はよく動くため特にスポーツをしている子は安静にしていることが難しく痛みが長引くこともあります。治ったと思って運動を再開してもまた痛みが再発する事もあります。
自然に治っていきますがそのままほっておいて無理に運動を続けていくと骨が突出変形してしまいますので甘くみすぎることはいけません。
当院にもセーバー病のお子さんはよく来院します。
どの動作を控えてどこまで運動を行っていいのかを相談しながら治療を行っていきます。小学生の子供で踵に痛みを感じたらおざき鍼灸接骨院までご連絡をお待ちしております。