腸脛靭帯炎「グラスピングテスト」「簡単腸脛靭帯のストレッチ方法」とは
今回は腸脛靭帯炎の誘発テスト、グラスピングテストについてと腸脛靭帯のストレッチを紹介していきます!
グラスピングテストとは
痛みが出る部位を圧迫することで靭帯と骨が摩擦を起こす状況を作り、痛みが出るか否かを確認する方法です。
実施方法
①患者さんは痛みのある方の足(患側)の膝を曲げ、痛みが出ている少し上(大腿骨外顆より少し近位端部)の腸脛靭帯を両手の母指で圧迫します。
②その状態のまま膝を伸ばしていくと痛みが誘発されるか確認し痛みが出た場合陽性とします。
腸脛靭帯のストレッチ
安静にしている間にもしっかりとストレッチをすることで柔軟性がつき炎症が起きにくくする事が大事です。
また、腸脛靭帯炎になられていない方でも炎症が起きる前の予防としても大事になり、お尻や太ももの筋肉のストレッチもしっかり行いましょう。
ストレッチ例
①座位になり片方の膝を曲げます。
②もう一方の膝も曲げ反対側の足にクロスさせて両手で抱え胸の辺りにまで引き寄せ伸ばします。
その際、背筋が曲がらない様注意してください。
①立位で一方の前腕(肘下)を壁につき、伸ばしたい足を後方へクロスさせます。
②壁へ体重をかけ後方へクロスさせた足の付け根が伸びているのを感じます。
治療方法
安静にすれば炎症がひき痛みは無くなるのですが、痛みを我慢し続け運動を続けてこられた人は長引く可能性があるので痛みがでたら早めに医療機関にかかるか休むという判断も大事になるので気を付けて下さいね。
次回は10歳前半の子供に多い膝の痛み「オスグッドシュラッダー病」について紹介していきます!