胸郭出口症候群の判断を行う、アドソンテストとは?

アドソンテスト

胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)の有無を調べるためのテスト法です
特に斜角筋症候群(しゃかくきんしょうこうぐん)を断定する為に使われます。

 

※テスト法は自分で行うのは難しいため、画像を参考にしながら行ってください。

 

テスト法 ~実践~

①患者さんには椅子に腰かけていただきます。
②まず両手を太ももの上に力を抜いておきます。
頭を後ろに倒し、患側(手の痺れがある側)に頭を回旋させます
深吸息し(深く息を吸って)息を止めます。
⑤術者は患側の橈骨動脈(とうこつどうみゃく)(手首の親指側の動脈)を触れて拍動が消失するかをみる。
このテストを行い橈骨動脈の拍動が消失していく場合は陽性となり、胸郭出口症候群の可能性が疑われます。

 

 

テスト法 ~理由~

首を後ろに倒し患側(痛みや痺れがある側)に首を回旋(かいせん)します。
そうすると、前斜角筋(ぜんしゃかくきん)が引き伸ばされて斜角筋隙(しゃかくきんげき)が狭くなり、その中を通る鎖骨下動脈(さこつかどうみゃく)や腕神経叢(わんしんけいそう)が圧迫されやすくなります。
この状態で深呼吸を行うと、胸郭(きょうかく)が上昇して肋鎖間隙も狭くなるため、神経、血管はさらに圧迫されやすくなります。

 

 

【陰性】橈骨動脈の拍動が消失していきます。
【陽性】橈骨動脈の拍動は正常。

 

このアドソンテストを左右で行い痺れのある腕側(患側)で陽性((痛みの反応))が出る場合は胸郭出口症候群の特に斜角筋症候群が疑われます。
「痛みがあるからもしかして胸郭出口症候群?」と思われる方は是非専門院で診てもらってください。

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