肩関節脱臼!!一番多い前方脱臼とは?

肩関節脱臼の中で一番多い脱臼方向は前方です。前方脱臼の中でも上腕骨頭の位置で分類を2つに分けることができます。烏口下脱臼と鎖骨下脱臼で、一番多いものが烏口下脱臼です。

 

どうやって前方に脱臼するの??


①後方から肩に直接外力が加わった時

 

②転倒して手を衝き、肩関節に過伸展外力が加わった時

 

③肩関節の過度外転により、てこの原理で第力が加わった時

 

④外転外旋矯正された時、投球動作での自家筋力

 

このようなものが主な理由です。

 

烏口下脱臼とは??


烏口突起の下に上腕骨頭が転位している脱臼を烏口下脱臼と言います。

 

特徴は

 

①上腕骨が外転位30度で固定される

 

②三角筋(肩の筋肉)の膨隆が無くなる、肩がへこんで見える

 

③骨頭の位置異常、烏口突起下で上腕骨頭が触知できる

 

④外転している上腕を内転させても外転位に戻る(弾発性固定)

 

このようなものが特徴になります。

 

脱臼の際に合併症として骨折・神経麻痺・血管損傷・筋肉・靭帯損傷などがあります。

 

肩関節前方脱臼の続きは次回紹介します。

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