肩を上げると痛い!!インピンジメント症候群!!

インピンジメント症候群とは?

前回紹介した野球肩の1つ、インピンジメント症候群について紹介させて頂きます。インピンジメント症候群とは、肩の棘上筋肩峰下滑液包という肩のクッションが、腕を上げるさいに上腕骨(腕の骨)と肩峰(肩甲骨の一部)の先端部に挟み込まれることを繰り返すことで痛みを生じます。症状が強くなると「激痛で肩が上がらない」や「腱板断裂(棘上筋が断裂)」する可能性があります。野球、テニス、バレー、水泳など肩を上げる動作が多い競技に多く発症しますが、スポーツだけでなく仕事で肩を良く使う方にもよく起こります。

 

検査法は??

肩を外転すると(腕を横からあげて)60°~120°の角度で痛みを強く感じるのが特徴です。
この検査法をペインフルアークサインと言います。

 

原因は?

オーバーユース(肩の使いすぎ)や肩の柔軟性の低下(腱板の柔軟低下や肩甲骨の動きが悪い)などが主な原因になります。その他に転倒・転落などの事故による外傷で体に耐えきれない負荷が瞬間的に生じて、肩の筋肉や靭帯などに損傷が起こる場合もあります。これらをかばいながら運動や仕事を続けていると、他のケガに繋がる事もあるので注意です。肩に違和感や痛みを感じたらすぐに医療機関で診てもらう事をお勧めします。

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