肩が外れた!!肩関節脱臼とは?
脱臼の中で一番多い部位が肩関節です。小児では発生は少ないですが、成人には多くみられます。また初期治療をしっかり行わないと、反復性など癖になってしまうこともあるので注意して治療を行うことが大切です。
なぜ肩に脱臼が多いの?!
①上腕骨頭(上腕骨の関節)に対して関節窩(肩甲骨の関節)が小さく浅い
②各方向に広い可動域がある
③関節周りを補強している靭帯に緩みがある
④関節の固定を筋肉(インナーマッスル)がほとんどしている
⑤体表面上に突出した部分にあるため、外力を受けやすい
このようなものが肩に脱臼頻度が多い理由です。
脱臼の分類
肩関節脱臼は「前方脱臼」「後方脱臼」「下方脱臼」「上方脱臼」「反復性肩関節脱臼」と分けることが出来ます。この中でも特に多いものが前方脱臼になります。
次回この前方脱臼について紹介します。