痛みの悪循環に要注意!緊張型頭痛の解消法!
肩のこる仕事が長時間続いたときやストレスが溜まったときに、頭が痛くなったり重くなったりすることはありませんか?このような心当たりがある方は「緊張型頭痛」をお持ちかもしれません。緊張型頭痛はストレスが深く関与しており「痛みの悪循環」に陥ると数ヶ月に渡ってだらだらと頭痛に悩まされてしまう可能性があります。今回はそんな悪循環を断ち切り、緊張型頭痛を予防・解消する方法をご紹介させて頂きます。
緊張型頭痛の原因・誘因は?
頭痛の中でも最も多く見られるタイプの慢性頭痛で、年齢や性別に関係なく誰でも発症する可能性のある頭痛です。
主な原因は、身体的・肉体的ストレスです。このストレスによって頭を支える筋肉が硬くなり血行が悪くなり、頭痛が発症すると考えられています。
頭痛の誘因となる身体的・精神的ストレスは以下のようなものがあります。
[身体的ストレス]
・かみ合わせの悪さ(口やあごの機能異常)
・長時間の同じ姿勢(パソコン作業など)
・頭痛薬の過剰摂取
・睡眠環境の悪さ
・運動不足 など
[精神的ストレス]
・不安や抑うつ
・不眠
・環境の変化 など
痛みの悪循環
緊張型頭痛では
1、ストレスにより頭を支える筋肉が緊張する
2、筋緊張が続くと血液の循環が悪くなり疲労物質がたまり、その「こり」が頭痛を起こす
3、痛み(頭痛)がストレスになる
ということが繰り返され、いつまでもだらだらと頭痛が続く「頭痛の悪循環」を招くことが特徴になる。
では緊張型頭痛の症状を軽くするのは?
緊張型頭痛は血液循環が悪くなることが、頭痛の原因となります。そのため、入浴や運動、ストレッチやマッサージなどで血管を拡張させると、血行が良くなり、疲労物質が流されると「こり」がほぐされ痛みが解消されます。
また、精神的なストレスを解消させることでも痛みの悪循環を断ち切ることができます。
簡単にできる緊張型頭痛の対処法
緊張型頭痛の原因になる、肩こりを解消する肩甲骨を動かすストレッチをご紹介していきます。
肩の血行をよくするには肩甲骨を動かすことがポイントになります。
このストレッチは肩こりや肩の筋肉が硬い方、五十肩にも最適です。「イタ気持ちいい」くらいで行うことがポイントです。
まずバスタオルを円柱状にして、肩甲骨の下に入れ、仰向けに寝ます。膝は曲げておきます。
次にお腹の上で両手を組み、肘を伸ばしたまま背伸びをするように頭のほうに上げていきます。
「イタ気持ちいい」と思うところで15秒間キープします。
だんだん肩回りが伸びてきたら肘と手が床に着くまでおろしましょう。
※必ず手のひらを上に向け、肘は伸ばしたまま行ってください!
これを3セット行います。
継続的に行うと肩甲骨の動きがよくなり、肩回りの血行が改善し、肩こりや頭痛の解消につながります。
まとめ
今回は緊張型頭痛の原因や誘因、対処法などご紹介させて頂きました。緊張型頭痛は精神的・身体的なストレスによって引き起こされるため、普段からストレスを溜めないよう、入浴で体を温めたり、運動やストレッチなどを継続的に行いましょう。
この記事を通して緊張型頭痛が解消するきっかけになることを願っています。