投げると肩が痛い!!もしかしてSLAP損傷かも!?

SLAP損傷とは野球選手などに多い野球肩の1つで、肩の関節唇(関節を補強している靭帯)や上腕二頭筋長頭腱を損傷するものをSLAP損傷と言います。今回はSLAP損傷について紹介させて頂きます。

 

原因は??

投球の繰り返し、オーバーユースや柔軟不足、投球フォームの悪さなどが原因となります。コッキング期などに関節唇、リリースやフォロースルー期に上腕二頭筋長頭腱を損傷します。関節唇は内外旋の繰り返しによる圧迫力、上腕二頭筋長頭腱は牽引力が原因となります。

 

どんな症状??

主に投球が出来なくなったり、進行すると肩を上げるだけで痛みます。

 

状態の分類が次のように分けられます。

TypeⅠ:上関節唇辺縁のすり切れのみ

 

TypeⅡ:上関節唇と上腕二頭筋長頭腱が関節唇から剥離し、上腕二頭筋長頭腱付着部が不安定になったもの

 

TypeⅢ:上関節唇がバケツ柄状に損傷し、関節内に転位しているもの。関節唇と上腕二頭筋長頭腱付着部辺縁は残っている

 

TypeⅣ:バケツ柄状の損傷が上腕二頭筋長頭腱にまで及ぶもの

 

投球動作や肩の挙上で痛みや違和感を感じたらすぐに医療機関に受診する事をお勧めします。

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