成長期に肩が痛い!!リトルリーガーショルダーとは?

リトルリーガーショルダーとは、小中学生の野球競技者で多くみられる野球肩の1つで上腕骨近位骨端線離開とも言われます。成長期には骨に骨端線(成長線)があり、骨端線部分は柔らかく、とても負担がかかりやすくなります。そこに野球など投球動作の繰り返しで、負担がかかり上腕骨(腕の骨)の骨端線に炎症や離開することで痛みが出現します。

 

原因は?!       

投球動作での回旋ストレス牽引ストレスが繰り返しかかる事が原因になります。コッキング期から加速期、フォロースルー期にかけて最大外旋から内旋に運動する際に、上腕骨近位骨端線部に回旋ストレスが加わり損傷します。フォロースルー期には牽引ストレスが加わる為、損傷します。投げすぎや柔軟低下は特にストレスをかけてしまう原因になります。

症状は?

・初期では投球時のみ肩に痛みが出る

 

・進行すると日常生活にも支障が出る

 

上腕骨近位の骨端線に沿って圧痛がある

 

・内外旋のストレッチで痛みが出る

 

・レントゲンでも離開は確認できることもある

 

このような症状が出現します。

 

骨端線離開とは不全骨折とも言い骨折の1つです。少しでもこのような症状があると感じた時は、投球制限や中止、早めの医療機関への受診をお勧めします。

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