ランニングをしている人に多い膝の痛み!腸脛靭帯炎(ランナーズニー)とは
今回はランニングをよくされている方に多い膝の痛み「腸脛靭帯炎(ランナーズニー)」について紹介していきます!
腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)とは
足の外側に長く付く靭帯で、膝から上にたどると「大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)」「大殿筋(だいでんきん)」という筋肉につながっていることで、腸脛靭帯は大腿筋膜張筋や大殿筋の作用により収縮したり緊張したりと筋肉に伴います。
また腸骨稜(ちょうこつりょう)と脛骨(けいこつ)を結ぶ丈夫な靭帯で膝を動かす際にも作用します。
どのようにして発生するのか
①ランニングなどで大腿筋膜張筋や大殿筋を使い筋肉が固くなるとそれに伴い腸脛靭帯がピンッと張り、膝の曲げ伸ばしを繰り返す事のよってピンッと張った腸脛靭帯と大腿骨外顆(だいたいこつがいか)の骨性隆起の間で摩擦がおこり炎症を起こします。
*使いすぎ(オーバーユースシンドローム)
②内反膝(膝が外側を向きO脚とよばれる)の長距離ランナーにもみられます
症状
①膝の外側に痛み
②膝を曲げた状態から伸ばす際に痛みが誘発される
③グラスピングテスト陽性
治療方法
①安静
②アイシング
③腸脛靭帯のストレッチ
次回はグラスピングテストについてと腸脛靭帯のストレッチを紹介していきます!