スポーツや日常生活で転倒し手をついて起こる骨折!!
今回はスポーツや日常生活で転倒した際に手をついて起こる骨折、コーレス骨折について紹介させて頂きます。
コーレス骨折とは?
コーレス骨折とは橈骨(腕の骨)が遠位(手首側)で折れる骨折です。子供から大人までどの年代でも多く起こる骨折で、手をつくことで起こります。
症状は?
疼痛、腫脹など様々ありますが、コーレス骨折は特徴的な「フォーク状変形」という症状があります。橈骨の折れた手首側の骨(遠位骨片)が腕側の骨(近位骨片)の上に乗る事で、外観がフォークのような形に見えることから「フォーク状変形」と言います。
どんな治療方法?
保存療法か手術療法があります。保存療法では整復を行い、転移した骨を元の位置に戻してからギプスを巻き固定します。手術療法は骨折部分が固定をしても不安定であったり、転移が大きく整復できないときに行い、プレートを入れて固定します。ただし子供の場合は自家矯正力(自己治癒力)が強いため通常は手術を必要とせず、ギプス固定のみ行います。
その他に
コーレス骨折は合併症も多く、神経症状等しびれや麻痺に繋がる事もあります。
次回はこの合併症状について詳しく紹介させて頂きます。