ジャンプの着地時に踵がバットで叩かれた様な痛み!アキレス腱断裂とは?
今回はスポーツ時やジャンプの着地時に多いケガ!アキレス腱断裂について紹介させて頂きます!
アキレス腱とは
ふくらはぎの筋肉「下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋)」が腱としてかかと(踵骨隆起)につく強靭な腱です。
特徴
①多くはアキレス腱の変性が原因で30~40代に発生し、アキレス腱が断裂した時に「バットで叩かれた様な」「後ろから蹴られた様な」感覚になり断裂音も聞く場合もある。(POP音)
②シモンズ・トンプソンテスト陽性→下腿三頭筋を掴むと正常では足関節の底屈がみられ陽性ではみられない
どのようにして発生するのか
①ジャンプの直地時に多く発生
②スポーツ時の急なターン
③足首が上に強制され発生(足関節背屈強制)
症状
①アキレス腱が断裂する事で断裂部分が陥凹を触知できる(出血や経過により触知できない場合もある)
②つま先立ち不能
③蹴りだしが出来ず不安定感がある
④通常の歩行(踵から地面につきつま先で蹴る)は困難だが歩行可能な場合もある
治療方法
①太ももから足の指の付け根手前まで固定(大腿中央~足MP関節)徐々に膝下からに変え、足関節の固定角度も変えていく(下垂位~中間位)
②6ヶ月は再断裂に注意しながら徐々に運動を開始していく
③スポーツ選手では手術(観血療法)を選択することが多い
次回は膝下の内側の痛み、シンスプリントについて紹介させて頂きます!