オスグッド病の原因は太ももの筋肉の緊張だけでなく、○○も原因だった。

成長期にジャンプしたり走ったりすると膝が痛くて悩んでませんか?このような痛みがある方は、小学生や中学生でスポーツを頑張っている子がなりやすい成長痛の「オスグッド病」かもしれません。オスグッド病は痛みを我慢していると慢性化することがよくあります。今回はオスグッド病の原因やストレッチ、リハビリをご紹介させて頂きます。

 

成長痛であるオスグッド病の原因は?

 

小学生や中学生の成長期に、走ることやジャンプなどでよく太ももの筋肉(大腿四頭筋)を使うと膝の痛みである「オスグッド・シュラッター病(以下、オスグッド病)」が発生します。サッカーやバスケット、バレーボールなどの成長期に起こりやすく、オスグッド病の一般的な原因として、太ももの筋肉(大腿四頭筋)の発達や急激に身長が伸びることによって膝の皿の下にある出っ張った骨(脛骨粗面)が靭帯によって引っ張られはがれる疾患です。大腿四頭筋は、膝のお皿を通って靭帯に変わり脛骨粗面にくっついています。

 

走ることやジャンプなどで膝を曲げると、大腿四頭筋に脛骨粗面が引っ張られ、その動作を繰り返し行うと脛骨粗面に痛みが出たり、骨が隆起したり、最悪筋肉に引っ張られ骨が剥がれる事もあります。

 

病院でのオスグッド病の治療とリハビリ

病院でレントゲン検査を行うとオスグッド病かどうかわかり、治療は痛み止めの薬やシップが処方されます。痛みが強い場合や長期になる場合は、スポーツを休むことを指導されます。リハビリは、電気を当て大腿四頭筋の筋肉をゆるめたり、ストレッチを教えてもらいます。これでオスグッド病の痛みがなくなれば問題ありませんが、練習や試合があり休めなくて我慢しているとどうしても慢性化してしまうのが現状になります。

 

太ももの筋肉をストレッチする方法とは?

しっかり胸を張り姿勢を正し、かかとをお尻につくまで膝を曲げます。かかとがついたら膝をできるだけ後ろに引いてください。これを10秒~15秒キープします。この時しっかり太ももが伸びている事を意識して行いましょう。

 

偏平足はオスグッド病になりやすい?

オスグッド病の学生で多かったのは偏平足、いわゆるベタ足からくるものです。偏平足になると体の土台である足のバランスが崩れてしまい、これにより大腿四頭筋もそれにつられて引っ張られ緊張しやすくなります。そのため、大腿四頭筋とつながっている脛骨粗面が引っ張られオスグッド病になりやすくなります。

 

偏平足からくるオスグッド病の予防法

 

予防法としては足のアーチを上げることになります。両膝を曲げた状態で床に座り、タオルを敷いてタオルの上に足をのせます。タオルと足の裏をしっかりと密着させ、足の指だけを使ってタオルをギュッ、ギュッと手前に引っ張ります。そうすることで足裏の筋肉(足底筋膜)が鍛えられて足のアーチを上げることができます。しっかりと行うと成長期までなら、足のアーチを上げることができます。成長期を過ぎると偏平足は足の指のトレーニングをしてもなかなかアーチを上げることは難しくなります。この場合はインソールなどを敷くと予防になります。

 

まとめ

オスグッド病になっても、膝の痛みを我慢してスポーツを行っている学生は多くいます。大腿四頭筋をゆるめるストレッチは毎日必ず行い、ストレッチ以外にも練習や試合のあとには患部に氷水を20分間あてて冷やしてください。スポーツした直後は、患部は炎症を起こしているためです。オスグッド病は慢性化しやすい疾患のため、2週間以上痛みが軽減しない場合は、整形外科や接骨院などスポーツの疾患が得意な場所で早めに治療を受けることをお勧めします。

 

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