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ターンなどの繰り返しが多くて足が痛い?それジョーンズ骨折かも!?
2017年4月3日
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ジョーンズ骨折とは?
ジョーンズ骨折とは第5中足骨(足小指の甲の骨)の疲労骨折です。特にサッカー、バスケット、ラグビーなどの競技者に多く発生します。今回はジョーンズ骨折について紹介します。
ジョーンズ骨折の発生機序は?
骨折には「一回の外力で起こる骨折」と「繰り返しストレスがかかる事で起こる骨折」があります。ジョーンズ骨折は足の小指の「繰り返しストレスがかかる事で起こる骨折」いわゆる疲労骨折です。毎日のトレーニングなど骨に疲労が蓄積して骨が脆くなり、踏ん張った動作など通常では折れないような動作をした時に骨折をします。完全に折れる前に痛みを感じたり、完全に折れてから感じる場合があります。どんな人に多いの?
サッカー、バスケット、ラグビーなどの切り替えし時のターンやジャンプの繰り返しが一番の原因になってきます。ターンをするときは足の外側に体重が乗る為、第5中足骨にストレスがかかります。サッカー選手などトップアスリートにも多くみられる骨折です。ジョーンズ骨折のリスク!?
ジョーンズ骨折は難治性の骨折と言われ、通常の骨折よりも骨がつくのが遅れたり(遷延治癒)、骨がつかずに治癒が止まる(偽関節)などが起こる事があります。このような事が起こると痛みが残ったり、競技復帰がかなり遅れてしまいます。そのためスポーツ復帰に時間がかかるので保存療法よりも手術が選択されることが多いです。早期に発見できれば保存療法で経過を診る事もあります。また、この骨折は再発してしまうことも多いです。スポーツを再開するとまた骨にストレスや疲労が溜まり再発します。そのためリハビリがとても大切になります。治療方法は?
保存療法・・・ギプス固定をして松葉杖を使って免荷をします。早期発見できれば保存療法で経過をみます。手術療法・・・スクリュー、髄内釘を使って骨折部を固定します。術後はギプスで固定しますが、かかとをついて歩く事も出来ます。患部には約1ヶ月体重はかけられません。個人差はありますがスポーツ復帰は約3ヶ月を要します。
リハビリは何するの?
骨がくっついたからと治ったわけではありません。しっかりとリハビリをしていかないと再発してしまいます。まずは体重がかけられるようになったら、歩行から始めます。徐々に歩行から、走る、ジャンプなど強度を上げていき、最終的には切り返し動作やステップ動作まで行っていきます。これらを徐々にしていく事が大事です。一気に無理してしまうと遷延治癒や偽関節になり治癒が遅れるきっかけになります。
その他にも足の柔軟性、筋力などをつけることが必要です。柔軟性の低下や筋力のバランスの悪さは再発に繋がります。
焦らず地道にしていく事が大切です。
最後にまとめ
ジョーンズ骨折は第5中足骨の疲労骨折であり、小指に負担がかかり続けることで骨折を起こします。難治性の骨折で遷延治癒や偽関節を起こさないため、治療やリハビリはとても大切になります。また柔軟性を良くしておかないと怪我をしやすくなります。ジョーンズ骨折に限らず怪我をしないためにも日ごろから身体のケア、ストレッチなどはしておきましょう。 -
ジョーンズ骨折とは?
ジョーンズ骨折とは第5中足骨(足小指の甲の骨)の疲労骨折です。特にサッカー、バスケット、ラグビーなどの競技者に多く発生します。今回はジョーンズ骨折について紹介します。
ジョーンズ骨折の発生機序は?
骨折には「一回の外力で起こる骨折」と「繰り返しストレスがかかる事で起こる骨折」があります。ジョーンズ骨折は足の小指の「繰り返しストレスがかかる事で起こる骨折」いわゆる疲労骨折です。毎日のトレーニングなど骨に疲労が蓄積して骨が脆くなり、踏ん張った動作など通常では折れないような動作をした時に骨折をします。完全に折れる前に痛みを感じたり、完全に折れてから感じる場合があります。どんな人に多いの?
サッカー、バスケット、ラグビーなどの切り替えし時のターンやジャンプの繰り返しが一番の原因になってきます。ターンをするときは足の外側に体重が乗る為、第5中足骨にストレスがかかります。サッカー選手などトップアスリートにも多くみられる骨折です。ジョーンズ骨折のリスク!?
ジョーンズ骨折は難治性の骨折と言われ、通常の骨折よりも骨がつくのが遅れたり(遷延治癒)、骨がつかずに治癒が止まる(偽関節)などが起こる事があります。このような事が起こると痛みが残ったり、競技復帰がかなり遅れてしまいます。そのためスポーツ復帰に時間がかかるので保存療法よりも手術が選択されることが多いです。早期に発見できれば保存療法で経過を診る事もあります。また、この骨折は再発してしまうことも多いです。スポーツを再開するとまた骨にストレスや疲労が溜まり再発します。そのためリハビリがとても大切になります。治療方法は?
保存療法・・・ギプス固定をして松葉杖を使って免荷をします。早期発見できれば保存療法で経過をみます。手術療法・・・スクリュー、髄内釘を使って骨折部を固定します。術後はギプスで固定しますが、かかとをついて歩く事も出来ます。患部には約1ヶ月体重はかけられません。個人差はありますがスポーツ復帰は約3ヶ月を要します。
リハビリは何するの?
骨がくっついたからと治ったわけではありません。しっかりとリハビリをしていかないと再発してしまいます。まずは体重がかけられるようになったら、歩行から始めます。徐々に歩行から、走る、ジャンプなど強度を上げていき、最終的には切り返し動作やステップ動作まで行っていきます。これらを徐々にしていく事が大事です。一気に無理してしまうと遷延治癒や偽関節になり治癒が遅れるきっかけになります。
その他にも足の柔軟性、筋力などをつけることが必要です。柔軟性の低下や筋力のバランスの悪さは再発に繋がります。
焦らず地道にしていく事が大切です。
最後にまとめ
ジョーンズ骨折は第5中足骨の疲労骨折であり、小指に負担がかかり続けることで骨折を起こします。難治性の骨折で遷延治癒や偽関節を起こさないため、治療やリハビリはとても大切になります。また柔軟性を良くしておかないと怪我をしやすくなります。ジョーンズ骨折に限らず怪我をしないためにも日ごろから身体のケア、ストレッチなどはしておきましょう。