腕が痺れる!腕が冷える!胸郭出口症候群を調べるためのテスト法!(アレンテスト)
胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)の有無を調べるためのテスト法です
特に斜角筋症候群(しゃかくきんしょうこうぐん)を断定する為に使われます。
※テスト法は自分で行うのは難しいため、画像を参考にしながら行ってください。
テスト法 ~実践~
患者さんにはベッドやいすに腰かけていただきます。
腕は体に付けた状態から患側(手の痺れが出る側)の肩関節を90度外転(腕を90度外側に開いていく) 外旋90度(上腕骨を外側に捻る)肘も90度屈曲(肘を直角に曲げる)首を腕を挙げた方と反対に捻り、橈骨動脈(とうこつどうみゃく)(手首の親指側の動脈)の拍動が消失するかどうかを術者が触れて確認します。
この時に橈骨動脈の拍動が減弱または消失していけば斜角筋症候群の陽性を疑います。
テスト法 ~原理~
今回のテスト法は神経を圧迫するのではなく鎖骨下動脈を圧迫し血流の障害を主に調べるテスト法になります。(斜角筋症候群の鎖骨下動脈の圧迫を疑います。)
胸郭出口症候群の患者の陽性率は高いですが、正常な人の陽性率も約40%。なので陰性の場合に胸郭出口症候群でない可能性を高める為に使います。
【陰性】橈骨動脈の拍動が減弱または消失していきます。
【陽性】橈骨動脈の拍動は正常。
このライトテストを左右で行い痺れのある腕側(患側)で陽性が出る場合は胸郭出口症候群の特に斜角筋症候群が疑われます。
「痛みがあるからもしかして胸郭出口症候群?」と思われる方は是非おざき鍼灸接骨院に一度ご相談ください!