サッカー選手やバレーダンサーに多い足首の痛み!過剰骨、有痛性三角骨障害とは?
今回は足の骨の障害「三角骨障害」について紹介させて頂きます。
三角骨とは
小学生頃に足の骨の一つである距骨の後側に骨が出てくるのですが、その部分が骨としてひっつかずに(二次骨化)小さい骨として残存された過剰骨の事をいい、三角骨が全員にあるわけではありません。
有痛性三角骨障害とは
膝下の骨の一つ脛骨の遠位端部後縁とかかとの骨(踵骨)に三角骨が挟まれて痛みを感じます。
どのようにして発生するのか
サッカー選手やバレーダンサーに多く発生し、足が前方へ行くような急激なストップで足先が下を向くような(底屈)肢位を強制された場合や、足裏が内側を向く捻挫(内反捻挫)などの場合にも距骨突起を圧迫する事で痛みを生じます。また、足首を繰り返し上下に動かすような動作(足首の底背屈)を行う事で疲労し痛みを生じるなど徐々に発症することもあります。
症状
①足首の後ろ側(足関節後方)に痛み
②アキレス腱の外側に圧痛
③滑液包炎を合併
治療方法
①テーピングなどで固定する事で痛みが抑えられる
②炎症性や疲労性のものは、運動の中断し安静をとることで炎症を抑えます。
*慢性にならないよう適切な治療方法により予後良好になります。