血管が詰まってしまう脳梗塞とは

よく耳にする脳梗塞でも種類があり、前兆などあるのかどういう病気なのかを紹介させていただきます。

 

脳梗塞とは

脳梗塞には二種類あり、脳の動脈硬化が進んで脳動脈を閉塞させる「脳血栓」と他の臓器から血流によって血栓が脳動脈を閉塞する「脳塞栓」があります。

 

症状

右側もしくは左側におこる片麻痺・しびれ・知覚障害を生じます。ろれつが回らなかったり言葉が出にくいなどの言語障害という症状がもっとも多いです。

 

脳血栓とは

生活習慣病(高血圧・糖尿病・肥満・喫煙・高コレステロール血症)や血液疾患(多血症)などにより動脈硬化が進んで、脳動脈を閉塞していきます。

 

症状

安静時に発症する事が多く、経過は緩く局所症状として麻痺など進行していくことが多いですが意識障害は欠くことが多いです。一過性の脳虚血[TIA](脳虚血の発作が急速、約2・3分でおこり症状が24時間以内に消失する事)を以前に繰り返していることが多い。

 

脳塞栓とは

脳塞栓の約60%が心臓からの血栓が原因で、不整脈(心臓の調律が不規則)や心臓弁膜症により心臓内の血流が乱れ血栓を作り脳動脈を閉塞させます。また、骨折などにより脂肪が血管内に入り込んだり腫瘍・空気・細菌によって血管を閉塞させます。

 

症状

一過性脳虚血[TIA]の前駆症状は少なく急激に症状が発症し、数分以内に症状が完成します。

 

脳血栓と脳塞栓の違いのまとめ

脳血栓は高齢者に多く、発症するまでに比較的緩やかに進行していき(数時間から数日)他の臓器からの塞栓はありません。塞栓は若者にも起こりうる症状で、発症は突然で数分以内に完成し、他の臓器(特に心臓)からの塞栓が原因となります。

 

脳梗塞の症状でも前駆症状のあるものとないものがあるので定期的に検診を受けられたり、本人では気づかないことが多いので家族の方など身近な人がいつもと違うと気づいて早めに医療機関にかかりましょう。

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