膝下の痛み、循環障害によるコンパートメント症候群とは?

骨折などの外傷や日常のスポーツがきっかけで発症する膝下(下腿)の循環障害「コンパートメント症候群」について紹介させて頂きます。

 

コンパートメント症候群とは

膝下(下腿)の骨折などでおこる出血により毛細血管が圧迫され内圧が上がると循環障害や壊死がおこりその症状をコンパートメント症候群といいます。下腿のコンパートメントは筋区画4つに分類されます。
①前方区画(伸筋)
②外側区画(腓側)
③後方浅区画(屈筋)
④後方深区画(屈筋)
*前方区画と外側区画は伸縮性が乏しいので循環障害が起こりやすく下腿のコンパートメント症候群は前方と外側に多く発生しやすくなります。

 

どのようにして発生するのか

①急性型…下腿の骨折・挫傷・打撲・ギブス固定により筋区画の内圧があがることで発症
②慢性…日常のスポーツ活動、ジョキングなどによって内圧が上昇し発症

 

症状

①疼痛(圧痛・動作時痛・自発痛・夜間痛)
②熱感・腫脹
③慢性の重症だと歩行時にも痛みがでる
④感覚障害

 

治療方法

①急性時に圧迫や挙上を行うと血流減少を助長させる場合があるので避けましょう。筋膜切開(観血療法)が選択されます。
②慢性型はスポーツ活動を中止し安静をとる

次回はアキレス腱断裂について紹介させて頂きます!

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