肩がだるい・上げにくい!?肩甲上神経麻痺とは?

肩の疾患、野球肩の1つに肩甲上神経麻痺(けんこうじょうしんけいまひ)があります。肩甲上神経とは頚から出ている神経で、棘上筋と棘下筋を支配しています。この神経が障害を受けると棘上筋、棘下筋に筋力低下や筋委縮がみられ、肩の重だるさ、脱力感や上げにくさが出現します。

なぜ神経麻痺が起こるの?

投球動作の繰り返し、オーバーユースなどにより、筋肉に柔軟が無くなり神経が圧迫されやすくなります。その他に肩部にガングリオン(脂肪の塊)が出来た場合にも神経を圧迫する事もあります。

 

神経を障害する部位

肩甲上神経を絞扼(障害)する部位は2つあります。1つ目は肩甲切痕、2つ目は棘窩切痕です。肩甲切痕で絞扼された場合は、棘上筋と棘下筋の両方に筋力低下や筋委縮が出現し、棘窩切痕で絞扼が起こった場合には、棘下筋だけに筋力低下や筋委縮が出現します。

 

棘下筋が萎縮した時には、表層を覆う筋肉が無いため良い方の肩と比べると筋肉が委縮しているのが見て分かります。棘上筋が萎縮した場合は、表層に僧帽筋があるため、外見からはわかりづらいです。

筋力低下や筋委縮がみられ、肩の重だるさ、脱力感や上げにくさを感じた場合は、早めに医療機関に受診されることをお勧めします。

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