繰り返しの肉離れや筋挫傷後に多く発生する事が多い合併症「骨化性筋炎」とは

今回は繰り返しの肉離れや筋挫傷・その後の不適切な初期治療などで筋肉内に骨化が起こって太ももに痛みが生じる骨化性筋炎について紹介させて頂きます。

 

発生機序

肉離れや挫傷後に多く発生する合併症。
原因としては
①不適切な治療(3日以上の初期治療の遅れ)や無理に行った可動域制限
②再受傷を繰り返すことで筋肉の中に血腫が形成されてその血腫の中に骨膜が入り込み骨化が起こるのと筋肉内結合組織の化成によって起こる説がある。

 

症状

①太もも前面(大腿前面)や側面に疼痛と腫脹がみられる
②運動痛・圧痛・熱感
膝の屈曲制限
④大腿四頭筋の委縮が著しく伸展制限を認める場合がある
⑤痛みと腫脹によって跛行する。(正常に歩行することが困難で片足を引きずるようにして歩く事)

 

治療方法

①初期治療時に血腫を拡大させないように患部の安静と温熱療法を行う。
②炎症期を過ぎてから徐々に痛みが出ない程度で他動運動・関節可動域訓練を繰り返し行う。
③2~3ヶ月で運動制限など症状が改善され、6ヶ月くらいでほぼ治癒されるが一旦骨化性筋炎を生じると完全な吸収は困難となる。

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