こけてしりもちをついたら腰が痛い!いつのまにか骨折している腰の骨折(腰椎椎体圧迫骨折)について

高齢者に多い腰の骨折について紹介させて頂きます
転倒してしりもちをついた時によくおきる事で有名な腰椎椎体圧迫骨折(ようついついたいあっぱくこっせつ)最近ではいつのまにか骨折とも呼ばれるようになりました。しりもちをついた、重いものを持ち上げた等、身に覚えがなくても腰に軽く負担がかかるだけで、いつのまにか腰の骨が折れている事からいつの間にか骨折と名づけられました。
そんな腰椎椎体圧迫骨折いつのまにか骨折について紹介していきます。

 

椎体の構造

椎体というのは背骨1個1個の事をいい、このような形をしています。

この椎体が連なっているのが背骨です

●椎体部分で圧迫されて骨折する場合
●椎弓部分で骨折する場合
●1番後ろの突起部分(棘突起)で骨折する場合
の3パターンがあります

 

この中で1番まだましなのが椎体部分での圧迫骨折になります、そしてこの圧迫骨折が1番多いです。
椎弓部分で骨折すると1番症状が悪く神経に触れたり傷つけると痺れが残ってしまい、最悪足が動かないなどの症状が出てしまいます。
以上の事から他の神経や組織を傷つける可能性が低い「椎体での圧迫骨折」がまだ椎弓での圧迫骨折よりもましと言われています。

 

腰椎椎体圧迫骨折で1番折れやすい所は?

痛みを訴える場所は腰の少し上の位置です!
腰椎椎体圧迫骨折で1番折れやすい部分は「胸腰椎移行部」(きょうようついいこうぶ)での圧迫骨折が1番多いです。
腰を丸めると胸の椎体(胸椎)と腰の椎体(腰椎)の境目付近の骨への負担が1番かかるためです。
しりもちをついた時に地面からの衝撃が腰椎という腰の骨にかかり、自分の体重が上から腰椎にかかるので上からと下からの衝撃で圧迫されて骨折をする、というケガになります。
特に骨粗鬆症で骨がもろくなっている人に多く発症します。

 

治療方法

症状、骨折の度合いにもよりますが
痛みが強い場合はギプス包帯で約3か月程、腰を固定します。
固定が長いとお腹や腰回りの筋力が衰えるので注意が必要。

さいごに

転倒をしてお尻をつくとこの腰椎椎体圧迫骨折がとても多いです。
骨折を放置しておくとどんどん背中が丸まってしまい、見える範囲も下しか見えなくなり、さらに転倒しやすくなり、頭を打ったりと悪いことばかりです。腰が痛いと感じた場合は早めに専門院で診ていただくことをお勧めします。

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